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  • 恋愛格差社会で「恋愛の勝ち組」になるためには?(後編)

B 経済評論家・勝間和代氏 X 恋愛結婚学研究所長・新上幸二

多様化する恋愛観のなかで、恋愛の勝者になるには?



新上:恋愛の勝者、と言っても、そもそも今は恋愛の形にも多様性があります。LGBTもその一つです。勝間さんは昨年LGBTであることを公表されましたよね。いろいろな方にお話を聞くと、昔ながらの「結婚して子供を産んで家族団らん」という当たり前と思われていた家族観が変わってきていると感じています。

勝間:そうですね、私の友人に元女性のトランスジェンダーの男性がいて、戸籍は変えずに女性と結婚しました。奥さんとの間には生物学的に絶対子供はできないんですよね。
それで何したかというと、ゲイの友人に精子提供してもらって、最近奥さんが子供を産んだんです。
男性側も認知して、みんなで育てているんです。

新上:すごいですね! まさしく家族のありかたの多様性を感じます。

勝間:LGBTは生産性がない、子供ができないという話がつい先日ありましたが、実は結構生産しているんです。精子を提供してもらって。

新上:新旧の家族観の狭間で悩みを持つ方は多いと思うのですが、僕が思っている以上に受容されて、前向きに暮らしているのですね。

勝間:周りのサポートがあれば、いろいろな解決策が出てくるものです。

新上:昔はいろいろな価値観を受け入れてくれる寛容さも場所もなかったと思います。最近はそういった方をサポートするコミュニティは多いのでしょうか? 

勝間:アメリカやヨーロッパはすでに2・30年前から受け入れが始まっています。日本もようやくこの5年くらい前から始まってきたと思います。

新上:さて、勝間さんはカミングアウトの決断に至るまではかなり悩まれたのでしょうか?

勝間:私の場合は、もともと自分がそうだと知っていたので、知り合いはたくさんいたんですよ。ただオープンにしていなかっただけで。 ただ相方がカミングアウトしてましたから、遅かれ早かれどこかで(カミングアウト)すると思っていました。

新上:実際カミングアウトして、何か変わったことはありますか?

勝間:あんまりないですね。当初、取材は多く来ましたがほとんど断ってしまいました。今となっては、いつもどおりの日常です。

新上:悩んでいる方は今も多くいらっしゃると思うのですが、どうしたら悩まなくても済む社会になるのでしょう?

勝間:「豊かさとは何か」とよく議論されますが、豊かになる条件の1つとして、多様性を受け入れられるくらい社会規模が整うこと、があります。ようやく近年になって整ってきたと感じています。

新上:会社経営でも同じことが言えますね。設立のフェーズでは、同じ考えを持つ人間が多いことが重要なのですが、会社がある程度成長すると多様性を受け入れられるようになり、さらに会社は成長する。

勝間:この間、電通の調査で、日本のLGBT層の割合が8.9%と出ていました。8.9%は多少大げさかもしれないですけど、少なくとも5%はいるのは確かなんですよ。

新上:5%といったらクラスに2人くらいはいる計算です。ごく身近にある普通のことですね。

勝間:私は、LGBT向けではない、一般的なマッチングサービスの中に、そのうちLGBTのタグができるんじゃないかと思ってます。
男性が女性を探す、女性が男性を探すのが当たり前のように、カテゴリとして、男性を探す男性もいれば女性を探す女性もいると。そういう時代がすぐ来るのではないでしょうか。
実際、アメリカでは一般的なマッチングアプリを、LGBTの方がふつうに使ってるはずですよ。

新上:日本でも、いろいろな恋愛観を持っている方が、みな普通に「恋愛の勝者」になれる時代が早く来てほしいですね。

勝間和代が恋愛相談に答えるなら……「期限を決めて!」



新上:最後に、愛カツ電話相談のインタビューですので「恋愛相談」についての質問をさせてください。勝間さんはこれまで恋愛の相談をしたり、されたりしたことはありますか?

勝間:仲のいい友達にはしますよ、だいたい役に立たないんですけどね(笑)

新上:特に女性が同性の友人に話をすると、同情はしてもらえるけれど、具体的なソリューションが出てこないっていう……。

勝間:そうそう、そうです! グチは聞いてもらえるんだけど、別れろとか言わないので、なんにも具体的に進まないんですよ(笑)
相談するなら第三者がいいと思いますよ。別れろとか、冷たいことも言ってもらえますので。

新上:愛カツ電話相談のカウンセラーには、現役の探偵さんから占い師まで色んな方がいるのですが、具体的にアドバイスしてくれるカウンセラーさんはやっぱり人気が高いですね。
さて、勝間さんが恋愛相談に回答するなら、何を一番のポイントにしますか?

勝間:たとえば別れそうな人なら、期限を決めてもらいますね。2週間以内にどうするか考えなさいと。

新上:なるほど、仕事と同じようにタスクの期限を切れということですね。

勝間:そうです。私に来る相談は恋愛相談よりも離婚相談の方が多いんですけどね(笑)

新上:機会があれば、勝間さんにも恋愛相談カウンセラーとして登場していただきましょう(笑)今日は幅広いお話をありがとうございました!

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